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2019.01.09 Wednesday

立野先生の「シチリア紀行」も最終回になりました!。

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      立野正裕;「シチリアからです」最終回。

     

    1月7日午前3時。チーニジのカーサヴァカンツェにて。 

    きのうの午後車を空港で返却して、タクシーに乗り換え、チーニジ市内の安宿に移動しました。シチリアの風景にきょう別れを告げます。 

    おととい、一日の行程をお伝えしている途中で疲労困憊のためダウンしてしまいましたから、その続きです。

    山猫公爵ことランペドゥーザが少年時代に家族と長いヴァカンスを過ごしたサンタマルゲリータの話でしたね。 

    記念館には作家の生涯を辿ることができるように、写真や文書資料が展示され、原作の初版、そのほか各国語訳がずらりと並べられていました。英独仏からスペイン語、ロシア語、北欧諸国語、東欧および中欧諸国語、むろん日本語訳もあります。作家自身は見ることのなかったそれら各国語の版本を目の当たりにしながら、わたしは複雑な感慨に襲われないわけにはいきませんでした。

    死んでも虎は皮を残すと俗に言います。山猫もまたそうだったのです。記念館の入口に作家の銅像が佇み、小脇になにか携えています。それが生前は自ら手に取ることを運命がゆるさなかった唯一の自著『山猫』です。 

    フランスの大作家スタンダールを終生愛読し、影響も受けましたが、生前はスタンダール自身も認められず、作家として不遇でした。有名な言葉が伝えられています。 

    「わたしの文学は百年後に愛読者を得る。」 
     

    自らの予言通り、スタンダールはこんにち世界屈指の巨匠の一人です。代表作『赤と黒』に影響をこうむった著名作家や思想家は少なくありません。ニーチェ、ヘミングウェイ、日本でも大岡昇平などが挙げられますが、ランペドゥーザもその一人でした。そしてなによりも、自らの創作活動にたいする不屈の確信において、スタンダールがランペドゥーザに与えた精神の力は特筆されるべきでありましょう。

    たった一作! されどたぐいまれなる傑作! しかも生前はまったく無名! 

    文学に限らず芸術の世界ではけっして例外とは言えない巨匠たちの偉大な運命を、シチリアの貴族の末裔も分かちもっているわけです。 
     

    記念館の建物はもとはランペドゥーザ家の別邸だったそうですが、1968年この地を襲った地震のため建物が倒壊し、かろうじて崩れのこった部分を修復して記念館を開設したということです。おりしも中庭の古木が倒れたままになっていましたが、これは数日前の強風がふきたおしたとか。わたしの目を向けさせたものがありました。倒れた樹木をいとおしむ少年の姿さながら、一つのブロンズ像が置かれていたのです。聞けば作家の少年期をかたどって作られたものとか。 

    読書好きの聡明そうな顔立ちが、展示室内に掲げられた家族写真のなかの一人に瓜二つでした。 

     

    この村を去って、次にわたしが足を向けたのはパルマ村でした。予想にはんし車が通れる道が一本あるだけで、小説の描写を彷彿とさせるような佇まいではありません。ただし、思いがけない収穫がやはりあったのです。

    村の外れに立っている標識にサリーナグランデとあります。サリーナは小説の主人公の家名にほかなりません。サリーナ公爵と関連がありそうです。もう一つ別邸があるかもしれない。標識の方向に行ってみることにしました。

    ところが人家は絶え、だんだん辺りは寂しくなるばかり。行けども行けども邸宅の影すら見えない。代わりに道の行く手はぼうぼうと生い茂る葦の原になってきました。淀んだ湿地が見えて来ました。そして路傍には土葬の跡かとも疑われるような細長い土まんじゅうがいくつもならんでいます。気色わるい光景です。しかし車をそろそろと転がしながらよく見ると、盛り上げられている塚は土ではありません。わたしはあっと思いました。それは塩です。わたしは塩田にはいりこんだのです。ようやく思い当たりました。サリーナは塩田のことだったと。

    朝出がけに目にし、ギリシアの塩田からバイロンにまで連想が及んだことが急に思い出されたことは申すまでもありません。 

    のみならず、一日の終わり近くにサリーナ公爵の村であるパルマ村まで足を伸ばした甲斐がありました。

    なぜなら、公爵家の過去の栄華の源の一つが、このサリーナグランデの製塩場だったと推測出来る物語の根拠をはからずも目の当たりにしたのですから。 
     

    以上のことをお伝えしたかったのですが、一昨日は力尽きたという次第です。 

    当地から紀行の下書きのようにして書きなぐりましたが、連日取り上げていただいて感謝しております。 

    今回のシチリアの旅の報告をいちおう終わりとさせていただきます。では、帰国後にお会いいたしましょう。

     

    立野先生が「最終回」と言われて、昨日お送り頂いた「シチリア紀行」です。そうですか?。「最終回」ですか?。チョコっと寂しいような、しかし、ご帰国になられる嬉しさと、微妙な心の動きですが、「紀行文」が、現地にお出での内に不思議で異常な愚老のブロ愚でUPさせて頂ける、もう紀行文共々ドップリと三感師恩に没入です。有難い事です。ここ深大寺の朝は、雪も舞って(ウソです、「ウソ」は今日のブロ愚のテーマですが)晴れて−1℃(5時半)とドドット寒ですが、皆様方のところは如何でしょうか?。この冬の不安と、それに耐えた者だけが知る「春弥生」まで、元気に頑張りましょう。今日は、強力な「冬将軍」の到来に負けないような、「お寒い」国際ニュース三本で、一本目ですが、「【ワシントン=山本貴徳】トランプ米大統領は6日、メキシコ国境での建設を求めている壁について、コンクリート製の壁ではなく鉄製の柵で構わないとする考えを示した。壁の建設に反対する野党・民主党に対し、代案提示で歩み寄る姿勢を示したものだが、民主党が応じるかどうかは不透明だ。」と読売新聞が報じていましたが、その記事の見出しも、「(民主党が)コンクリートが嫌いなら鉄にする」とトランプ発言ですが、このお人はどうしてこうも色気の無い「て・に・お・は、抜き」の発言なんでしょうか?ネ。顔を見ていても、「気分が悪くなる」ような不愉快な顔つきですものネ。宗主国も植民地も「揃って、早く、止めさせたい」ものですが…。二本目ですが、「政府は7日、元徴用工訴訟を巡る韓国最高裁の確定判決に基づき日本企業の資産が差し押さえられた場合に備え、対抗措置の策定へ準備を加速させた。安倍晋三首相の指示を受けた対応で、1965年の日韓請求権協定に基づく初の協議を要請することを検討。最終的には国際司法裁判所(ICJ)の提訴も視野に入れる。韓国製品への関税引き上げも取り沙汰されている。」と【共同通信】が伝えていましたが、外交は「飴と鞭が原則」と勝手な言い方ですが、如何して宗主国も植民地も、「恫喝的外交」がお好きなのでSHOW化?ネ。不思議で異常な愚老がイイ変えるなら「雨と無知」としか思えないこの邦の外交姿勢ですが…。三本目は、「【ソウル7日、ロイター】 - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長か中国の習近平国家主席と会談するため、北京に中国に向かっていると、韓国ハンギョレ新聞が7日、関係筋の情報として報じた。事実であれば、両首脳による会談は今回で4回目となる。」とありましたが、中国と北の関係は、米・日よりも「強い絆」の宗主国と植民地なのでしょうか?ネ。内外ともに、強い「冬将軍」に囲まれた?「北」です。宗主国中国だけが頼りなのでしょうか?ネ。附録の一本です。「目米軍基地移転に向けて海の埋め立てが進む沖縄・辺野古について、安倍晋三首相がサンゴは移植したとNHKの日曜討論で発言して、驚きの声が上がっている。沖縄県の玉城デニー知事が現実はそうなっておりませんと反応するなど波紋が広がっているが、実際のところはどうなのだろうか。」と【BIGROBEニュース】が伝えていました。「ウッソー!、ウソは盗電の始まりだ。」は、かつて「天井桟敷の声」で使った、不思議で異常な愚老の言葉です。「衆議院の選挙」をやるか?やらんか?は、「ウソ」でイイのですが、珊瑚移植の“ウソ”は、ダメでしょうか?ネ。そういえばこのお人は、丁寧に誠実に“ウソ”を吐きますものネ。「♪“主権者”(女)がほろりとくるような/悲しい嘘のつける人」山口洋子作詞;平尾昌晃作曲;中条きよしが歌って大ヒットした演歌の名曲でしょうか?ネ。そこで今日の一句ですが、

    永田町ホロリときてもウソはダメ>哲子。選挙以外も「ウソ」だらけで、永田町も霞ヶ関もウソの巣窟になり下がっています。一日も早く、全部入れ替えましょうか?ネ。天井桟敷の声が聞こえてくるようですが、「全部入れ替えるダトーッ!。」、「パチンコ屋の機械で無いゾー!」。皆様方はドンナ一句をお詠みでしょうか?。

     皆様方の“愛”と“祈り”」で、“貧困”と“戦争”」を一掃し、この生命の星を護りましょう。愚老も願って祈っています。又明日です。デワデワ、でわ。

    コメント
    乾燥してます。インフルエンザに注意しましょう。
    立野先生お疲れ様でした。
    テッチャン元気にファイト
    • 北の家族
    • 2019.01.09 Wednesday 23:24
    北の家族さん!。
    お早うございます。何時も有り難う。
    こちらは年末年始の「乾燥注意報」が、16日間連続ではり付いて新記録だそうです。
    お天気も、人の世界も「異常続き」のようですネ。
    頑張ってはいますが、「弱寒84歳!」です。もう春を待ち焦がれていますが…。
    北の家族さん、これからもドウゾ宜しくお願い致します。
    • 澤井禮道
    • 2019.01.10 Thursday 05:18
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